納寿生債免得十八般横災の修法
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横災とは意外な不慮の災難の事であり、これは納寿生債、またこれは陰債とも呼ばれ、人が生まれ出てくる時に地府の曹官より往生銭を借りるものであり、赤ちゃんが生まれ出て来てから、餓死する事はとても少ないであろう(父母より捨てられて死んだのは除外)。それは彼らは自分で飯の種を持って来ているからであり、それで人生では第一に還陰債即ち還寿生法事を行なって債務を返さなければならない。そうでなければ運気が不順となり、お金が入っても手元に残らないとかが出てくる。
その原因を極めれば陰間で我々の命中のお金を自動的に引き落としているからであり、それは小鬼盗銭と一般的には申される。それで陰債を返してこそ我々の事業・仕事が順調に行くものである。
1.遠路悪人につけねらわれる災難
2.遠路風冰雨に打たれるの災難
3.川を渡り水に落ちるの災難
4.壁や家が倒れるの災難
5.火事の災難
6.出血の災難
7.労働病(働き過ぎ)の災難
8.かさ、ハンセン氏病(しらくも)の災難
9.喉がつまるの災難
10.馬から落ち人が傷つけられるの災顛
11.車にひかれるの災難
12.破傷風で死ぬ災難
この修法は特製の黄紙で作った箱の中に疏文を入れて焼くものであり、ただ普通に疏文を唱えて焼くよりもその効果は大なると申す。またこれらの修法には長銭が使われる。 → 長銭について