補陰陽財庫の修法

1.財庫とは何なのか?
 財庫とは人の財源であり、どの人も生まれてから一つの財庫を保有していて、この世に使う財富が定められている。財庫は多くはひそかに功徳を積んで蓄えたものであり、財庫とはこの世の人が善を行ない、世の中の人の為になる事などをして蓄えたものであり、人の福、すなわち幸福、禄はお金、寿は寿命であり、これすべて財庫であり、中国では福禄寿と申す。
 自身の徳を積むのは来世で良い生活が出来るようにもなる。徳を積んで行けば自分の財庫の来源をも増加出来、この財庫は前世とも関係があって、前世の修行と陰徳とがこの世の財庫の財源にも補充されるのであり、祖先の陰徳も子孫の財庫に補填され使えるようになるのである。

2.何故、財庫を補う必要があるのか?
 財庫を補うとほ自分の財源を増加する事であり、それは自分の財や富が円満に、自分が十分使えるだけの財源がこんこんとあり、財庫は充満して、銭財が流失しないとの事である。人生の道路上にては貯余曲折があったり、財を求めるも財は得難く、良い運を求めるもその運がこなく、願いとは逆の結果ともなり、人生の旅路を行くのは十分艱難辛苦であり、どの人も生まれてからすべて自分の財庫があり、この世の財富が定められている。しかし或る時には仕事がうまく行かなかったりすれば、財庫は人生の道路上にて困難や打撃にあえば、財が漏れる事もまたあり。ある者は生まれつき財庫がとても少ない。

 財庫のお金が減少する原因はとても多く、功徳や業障など皆一定の関連があり、我々が前世に於いて作った所の業或いは借りて返さなかった所の財、即ち前世の因縁の業の債であり、我々のこの世の安心をかく乱し、財庫が減り損じる事となる。前世の罪業が直接にこの世に影響を及ぼして物事が順調に行かなくなり、多災多難多病となり、財庫が人生の道路上にてしばしの波乱があり財が漏れる事もこれまたあり。前世の罪業はこの世で返す必要があり、それで財庫が減るようになる。
 運命で財庫が空っぽならば後天で補充は出来ないものであり、神霊を敬わず、父母を敬わず、悪口雑言、殺盗邪淫、欲情の赴くままに行動し、君子をいじめ、罪福の因縁を信じ無く、良心にそむく等々は陰徳を損じ財源が減少するものである。

3.どのようにして財庫を補うのか?
 財富銭財は人が追求するものではあるが、しかしなかなか思い通りには行かないものだ。人々は自分自身の財庫がどれくらいあるのか理解していなく、ただ一途に財を求め神頼みなどをお願いしたりするが、それは往々にして目の前の一時を解決するのみであり、本当の根本より問題を解決するものではない。功徳を積んだり、神霊を敬い、陰陽宅の風水等を調整するのものまた自分の一面を増加し、不利な自分の因縁を転移し、進んで損失を減少するものであり、補財庫は損失を減少させるのに大変有効なる方法である。

(1) 寄天庫
 寄天庫とは福を賜る事であり、それは我々が今の世にて作った功徳は後世にて使うものであり、我々は先に天庫銭を天庫の中に預けて我々の来世に使うものであり、人の命運の良い悪いかはすべて生まれてきてよりの福分にかかっており、一切の福の源は祖先の陰徳及び白身の前世の福徳及びこの世の業の報いであり、成長するに従い常に話をし仕事をし、うっかりと或いは意識していなくとも徳を失する場合があり、それは失言や悪口、ウソ、だましたり、或いは感情に流される、むやみやたらなセックス、堕胎して殺生をし、心に善念を思わず、マイナス面の思想、気短で怒りやすい性格、等は徳を損じる行為であり、ついには福が減っていく現象となる。運を転じ財庫を祈るその意義は、神に祈り請い恩赦をお願いし福をたまわる事を祈り求め、以て先天の不足している福縁・福報を修補するものである。

(2) 還地庫
 還地庫とは何かと申すと、還地庫とは赦罪であり、今のこの世で受けるものは過去の功徳や業障と絶対に関係があって、我々が前世にて作った所の業或いは借金は必ず返す、もどして前世の悪因縁を消し去り、冤親債主のうるさくつきまとわれる事や、我々の世にある幸せをかく乱する不安要素を払いのぞいてこそ、この世の事業が順調に行かれる事が保証されるのである。

(3) 補水庫
 水庫を補うとはどういう事なのか、補水庫とは解厄の厄を解くと言う意味であり、水府の水官(川、海中の神の一切の水に関係ある神を統率している神)は現世の人の財富を司どるものであり、もしも我々の自分の水庫が空ならば、生まれたとして何でその財や富があろうか?ゆえに水庫を補って財富の吉祥をもたらすようにしなければならない。
 天庫、地庫、水庫をすべて補ってこそ、完全なる財庫となるのであります。

4.どの様な人が財庫を補う必要があるのか?
 こんなに努力して仕事をして、全然何の悪い事をしてもいないのに、言うに言われぬ奇妙な状況に会い、或いは買い物の欲望のままに無 駄金を使ってしまったとか、無意識的に出費するとか、例えば意外なる事故、疾病、人にお金を貸して返してくれない、強盗や泥棒、ひったくりに会う、いつも物をなくす、お金をむやみやたらに使う浪費癖があるとか、これらは皆財庫を補う必要があり、財庫とは人の一生中において非常に重要なる分量を占めており、財富銭財は人々がすべて追求するものであります。  この補陰陽財庫の修法は三官大帝をお祭りして行なうものであり、三宮大帝とは天官・地官・水官の事であり、天官は上一品天官賜福大帝、地官は中元二品地官赦罪、水官は下品三品水官解厄大帝の以上である。

 この修法は特製の黄紙で作った箱の中に疏文を入れて焼くものであり、ただ普通に疏文を唱えて焼くよりもその効果は大なると申す。またこれらの修法には長銭が使われる。 → 長銭について

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