使魂手記(13)

年月日

 昔、センシンマアーから、私を一目見て「あなたは星の生まれの人である」と言われたが、その意味は現在の人達の考えている「とある星に住んでいたその星の生まれである」と言う事ではない。それはその星の精気が凝り固まって人形となったとの事である。

 神集岳神界での私の部下二百人の中に、もと神と人とが共同で生活をしていた神人分離以前の時代に仙となった人達が何十パーセントいて、残りは人間界に出た事がないもとからの神仙達もいる。詳しくはとても言えない。今の人が言う所の星の人とは全然意味が違うのである。

 こういう考えはアメリカなどから入ってきた思想であり、西洋人で宇宙の事に詳しい人達が亡くなり、その亡霊どもが生きている人間に取り憑いてそのウソの情報を垂れながしているのである。もしくは普通の人間が宇宙人物語をでっち上げて金儲けの手段として人々をだましているのであろう。

 本屋などではこの種の本が数多く出ているがそれらは空想宇宙人情報であり、特にプレアデス星団の生まれで日本に転生したと言っている人物などがいるが、これらはは全くの事実ではない。地球からからこのスバル星までの距離は約四百光年であり、出神して見に行った所が超文明のあった形跡は全然なかった。

 このプレアデス星団とは二十八宿の中の昂星スバルであり、このプレアデスの宇宙人の技術によって七十や八十の人達であっても三十代に若返る事が出来る、老婆でも二三十代に若返り子供も生む事が出来るようになるので、この我々の技術・機械を使えばそれも不可能ではないと公言していて、この地球には「かず多くのプレアデス星人が転生している」と彼等は言っているが、しかし星々には司命神がおられ、いくら宇宙人であろうとも自分の都合で勝手に地球に生まれ出てくる事は不可能である。

 宇宙人の技術で作ったこれらの治療器と言うのも鵜呑みにしないほうが良い。宇宙人商法で人をダマシて金をまき上げる魂胆であります。