霊夢

年月日

 七月二十九日、霊夢を見る。それは地方の都会に近い町であった。周りは家が立ち並んでいたが、自然も一杯の所であった。

 そこで私は多くの人達にあっていた。彼等は皆陰陽道おんみょうどうの人達であった。かれらは現在風の着物を着ており、昔のチョンマゲ頭の刀を差している人達ではなかった。かれらはそれぞれが自分の秘伝書を持っており、又使う道具類も多かった。

 かれらは私に陰陽道の代表人をやってくれと申した。彼等の中で池、沼から出て来た人が一人いて、その人に「どうも竹川です」と申しあげた所、その人は「知っている」と申した。かれらの間では私の事はすべて知られていたのであった。

 陰陽道では日本では普通ほとんどがなくなってしまい、継承者もいなくなってしまったが、 私は本物の陰陽道の物を受け継いでいる。普通の本屋にて売っているような物ではない事を申し上げる。

 そのような物は本物に見せかけたインチキな物であります。