九月の末頃、使魂・出神して海宮界の蓬来神仙界に入り、小童君にご挨拶を申し上げた。そこで又神丹一粒を賜り、仙書二~三十冊をいただいた。それは和本であり、墨書であり、漢文で書かれていた。お礼を申しあげておいとまし、そして私の宮殿に入るとおめでとうと皆の拍手の大歓迎にあった。神集岳にも入り私の宮殿に入るとここでも皆の拍手の大歓迎にあった。皆はすぐに此の事をば知っていたのだ。
← 使魂手記(9) 使魂手記(11) →