使魂手記(7)

年月日

 六月になり、久しぶりに海仙界の蓬莱神仙界に入り、小童君にお会い申しあげた。前に来た時にはコロナの影響で多くの人が亡くなり、その霊魂達の処遇に対して神界では大変忙しくしておられた。
 お会いすると孫二人を連れてこいとの仰せなので、分身して二人を連れてきた。そこで小童君より又我々に仙丹一粒ごと、三丸を賜りてこれらをすぐに呑んだ。今までの仙丹とは異なり黒見に五色の色がある丸薬であった。私が宇宙に行っている事をお知りだったので、そのためにこれらの仙丹を服用しろと申し上げられたのであろう。

 それより小童君と我々はお別れして今度は私の宮殿に入りて、それより龍に乗って帰る事にした。孫二人を龍に乗せ座らせ、私は立ったまま行こうと思ったが、同じように彼等の後に座り、行け!GOGOと彼等と共に叫んだ。東京の空中より龍に別れ、彼等を家に送り返した。