使魂手記(6)

年月日

 数か月前に西洋の神仙界に出神して入っていった。そこには女仙や男仙がおられ、彼等に挨拶をした。私のしゃべっているのは日本語なのであるが、彼等にはちゃんとわかっているのであり、又彼等のしゃべっている言葉はすべて私の耳には日本語として聞こえる事であり、言葉の不自由はなかった。
 別の日に、宇宙に知的生命体はいるのかと思い、実際に出神・使魂していった。北の方向に飛んで行き、火星か金星であったか、その星にいてまわりを見物していた時、すごいスピードで宇宙の中を飛んで行くのが見えた。それは円盤ではなく神仙の飛行であった。しばらくして又同じように超スピードで飛ぶ神仙が見えた。

 北極星には行かず太陽系の銀河系を通り越し、又次の銀河系宇宙を通り越し、何度目かの銀河系宇宙で、地球から北極星まで光速で飛んだとしても四十光年かかるのであり、何百光年の先に知的生命体がいた。
 その星の中を見物して歩き、その中の一人は通霊の出来る人物であり、私の姿が見え又話が出来た。それで私の姿を書き写し絵姿にし、私を神として皆に拝ませた。そこで諸々の法術を伝授した。
 彼等のしゃべる言葉は私に日本語としてわかり、又私のしゃべる言葉は彼等の言葉としてわかっているのであった。数百年以後もしも人類で宇宙間旅行が出来るようになった時、始めてその星にきた時に東洋系の私の姿が飾られているのを目撃するであろう。

 神集岳神界に入った時、そこで私の宮殿に入り私の部下の仙官に宇宙に知的生命体はどれくらいいるのかと聞いてみた。数百光年、数千光年、何万光年先に東西南北等にそれぞれいるとの事であった。宇宙には人類が光速を超えるスピードがないとなかなかむずかしいであろう。
 三日前に出神・使魂して蘭満殿神界に入った。蘭満殿真形図の前でそれより蘭満殿の符図の門をくぐると、そこは北天神界の蘭満殿であり、テレポートのような感じで瞬間にその世界にはいった。戻る時にも蘭満殿の門をくぐると、そこは人間界であった。