使魂手記(8)

年月日

 約一週間前だったであろうか、蓬莱神仙界に入り小童君にお会いし、それより私の宮殿に入り皆にあいさつをし、それより神集岳神界にと入った。
 水位先生にご挨拶をし、そして私の宮殿に入り部下の仙官に会い宇宙の事を申すと、別の銀河より来ている神仙がいると申す。そこでお会いするとそれは人の形をした綺麗な女仙であり、 案内すると申すので連れて行ってもらった。二人で丁度立ち話をしているような感じであり、別に手を引かれて飛んでいるわけではない。その速度はかなり速くてまわりの景色は全然見えない。
 着いたその界は今までの見た事のない異界であった。彼女は久しぶりに帰ってきたのでまだ用事があると申すので先に帰る事にした。帰る時には地球を目標にと思ったが、神集岳より来たので神集岳を目標にし、そして地球にと帰ってきた。

 自分で宇宙の地球外生命体を探すために飛んでいる場合には、星や景色等を見る関係上そんなに速くは飛べない物だ。何も持たず距離感がなく宇宙地図もなく、だから今は百光年を単位として数える事にした。東方の方向に約数千光年先まで飛んだ事もあった。光速で北極星まで四十光年かかり、往復で八十光年かかる。光速とは一秒間に地球を七回半回る事が出来る速さである。