寿命符、辟悪病符の効験(会員U)

年月日

 昨年の暮れ、先生とお会いした折に、「コロナの現状に鑑みてあなたは護符を身に付けておくのが良い」とのお話を頂き、寿命符(延命符)と太上老君の辟悪病符の二体をお分け頂くことになりました。仕事柄、毎日大人数の人達と顔を合わせますので対策には不可欠とのお気遣いからでした。
 符は桃板に朱書してあり、これを紫の絹袋に収めるのですが、なかなか良い色目の生地が見当たらず仕上がったのは年を越してからでした。佩帯を始めて約半年が経過しましたが、その間に気付いた事についてお話し致します。

 まず、コロナの件ですが、八月に入った頃から全国の感染者増加と共に職場での陽性者も急激に増え始め、このひと月余りで感染者は五十名以上になりました。
 いつ報道されてもおかしくない状況で、九月に入ると先隣に座る同僚の感染が発覚し、ここにきて漸く対岸の火事ではない事態だと実感するに至りましたが、幸いなことに感染は免れることが出来ました。

 次に体調の変化ですが、私は昔から片頭痛持ちなのと、冬の時期には、決まって月に一度は風邪を引き、お通じの方もあまり芳しくありません。これは化忌が子宮あるのと疾厄宮の太陰星の影響が原因だと思います。
 日常生活は特段の支障無く元気には過ごしておりますが、加齢による身体機能の低下は避けられないので、時折、調子を崩すのは仕方のない事と諦めておりました。

 ところが、年明けからこの春にかけて、風邪やら片頭痛の回数がめっきり減少し、二か月に一回程度になりました。初夏を迎えた頃からは次第に胃腸の調子が目に見えて良くなり、全く気功を行わなくてもお通じが安定してきました。
 その他にも、仕事から帰宅して横になるとしばしば熟睡してしまう日がありましたが、疲れを感じた日に横になっても何故か眠れません。つまりそれほど体力を消耗していないようなのです。暫くゴロンとすれば回復するようになってきました。
 また睡眠時のエアコン温度を二度下げるようになりましたので、体温を測ってみたところ以前は三十六度前半でしたが、現在では常に後半になっています。こうした体調の変化はここ十年以上経験した覚えのないことで驚いています。

 長期にわたり痛めてしまった部位は損傷の蓄積がありますから良くなるまでにはある程度時間を要するような気がします。また持病など宿命の部分は完治という形にならなくても症状を緩和して下さるように感じます。
 辟悪病と延命の名称の通り、悪病を封じ遠ざけ、治病と健身に著効有りと実感致しました。

 本来、護符は常時身に付けるのが正式な作法だとは思いますが、夏場は特に上着の無い出で立ちになる為、いくつも持ち歩くとシャツの胸ポケットが膨らんで目立ちますので、符を神壇に預けたまま仕事に行く日もしばしばです。
 そんな折にも、これが良いかどうかは分かりませんが、朝課の際には一日の無事を祈願し、日に一度は護符に触れ、お縋りする気持ちを忘れぬよう心掛けておりますが、これで少なからず恩恵が受けられているように感じます。

 この度、竹川先生にはご配慮頂き、神々様のご加護を賜り大事に至らず済み、体質改善という思わぬ恩恵にもあずかり大変感謝しております。