出神法(会員S)

年月日

 以前受伝させていただいた紫蘭鳳宮真形図を久しぶりに取り出し、童子を以て感想し図気を体内に収め入れると、グーッと力がわいてきてその日はそのまま寝ました。夜中に目が覚めて下丹田を中心に焼けるような熱気を全身に感じ、あまりの苦しさにうめき声をあげていました。
 朝になってもその熱気は続き結局一日中治りませんでした。次の日には大丈夫になり、ふと気がつくと体が軽くなっており、道力も強くなったように思いました。

 先生に聞くと、真形図は使魂法を出来ない者が使っても効果はないと言われ、確かに自分は出神法の修練で使魂した事が何度となくあり、それでこういう効果が出たのだと納得しました。出神する時は決まって自分本来の意識と出神する両方の意識があって、段々と出神する方の意識の力が強くなっていき出神するに到ります。ただ気術をやって全身に陽気を十分ににめぐらせていないと出神は出来ません。

 現在、夜と深夜も仕事をしており、なかなか修行の時間を取れず、出神も思うように最近は出来ていないですが、気術は必ず休まずにやっております。それがこのような結果を生んだのだと思います。
 あらためて道統の神仙と竹川先生に感謝致します。

竹川註

 S君にこの体験談を書いてもらったが、これだけを見てもなかなかわからないと思い、更に彼に聞いて見た。出神・使魂の修練を始めてから半年で成り、最初は夢だと思ったが、次の日も同じ出来事に出会ったので確信した。一年位でビルの建物の高さに上がり、その速度は電車位であると申す。

海仙界・神集岳神界への往来

 四、五日位前(編注:2019年)の事であろうか、孫二人を連れて先に海仙界にと入った。私の場合はすぐにそれ相応の衣装、装束を着るのであり、孫達は現代の服のままであった。そしてその蓬菜海神界に入り、少童君にお目見えしご挨拶を申し上げた。少童君より我々三人に仙丹をいただき呑むようにと申された。そしてお礼を申し上げて退席した。

 そこで私は彼等を連れて私の宮段にと入った。海仙界の私の部下百人に孫を紹介し、孫達は宮殿の広さにビックリしていたが、又生きた龍を目の前で見て非常にこわがっていたが、ほら大丈夫であろうとその龍をなでなでして彼等も平気となった。私の部下の一人の海仙界の神仙より彼等孫二人に雷法の力を与えた。彼等は別に雷法の修練をしなくともその力を使う事が出来るようになったのであった。
 このように神仙より力を授かると修練をしなくとも出来るようになる物であります。

 それより彼等二人を連れて飛行して神集岳神界にと入った。先に水位先生の宮殿に参りご挨拶をし、そして私の宮殿にと入った。その宮殿は海仙界よりも大きく広く、私の部下達二百人に孫を紹介した。ここでも彼等は大歓迎され、目の前に広がる海に興味津々で、海岸に連れて行って遊ばせた。
 そして飛行して人間界にと連れ帰った。

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