紫微斗数体験記(会員F)

 私が初めて紫微斗数に触れたのは、一昨年の暮れに同級生の喫茶店でやはり同級生のC氏に会い、初めて占ってもらいました。そこで竹川先生のことを伺ったわけです。そして恐ろしいほど的中しました。
 それは同級生の経営している喫茶店が店を閉める事から、そして私自身がそれに深く関わるというものです。事実、喫茶店の経営者の一人息子さんが、骨髄性白血病になり、輸血をしてくれる人を捜したり、良い薬を世話したり、またそうした事やそれに関わる金庫の世話、そしてついには自宅を売却する為の不動産屋の世話までしてしまいました。

 C氏に言わせれば、印章絡みのトラブルに巻き込まれる年だという事でしたが、あまりにも良く当たるので五月の初めC氏と神戸に出かけ竹川先生に会うことが出来ました。
 紫微斗数は生年月日と生まれた時間が必要ということですが、幸いにも臍の緒の入っている箱の裏に、生年月日時間が書いてあったので、はっきりした命盤を作ってもらい自分自身の今後の身の振り方を考えたいと思います。

 そして八月には「陰間の旅」をさせて頂けるという事でやはりC氏と他に一名と三人で興味津々やらせてもらいました。初めに金紙を入れた手拭を渡され、線香を一人づつ神前に供え手拭で目隠しして、先生の唱えるお経の声が室に響きだし、暫くすると、耳の後ろから目尻の方にかけて電流のようなものが走り、暫くすると目前に雲のような物が見え、赤い雲や青い雲が入り混じり、何か不思議な感じになり気持ちが大安良くなり時間が経つのを忘れる思いがしました。そして自分が空の上から下を見ているのですが、それがどこなのか場所が分からないのです。そして家の前で手を振っている人に会うのですが、顔がぼやけていて全然分からないのです。

 ただ、大きな人と小さな人がいたという意識でしかありませんでしたが、後で先生からその時に何で言ってくれなかったのかと言われたのですが、その時はただ夢中で走馬燈のように景色が変わってしまっていたのでした。約一時間の「陰間の旅」でしたが、その間、数分間のような気がしましたぅ その間、何かとても懐かしいという気持ちでいっぱいでした。

 また紫微斗数の話に戻ります。私が紫微斗数を始めてから、仕事先でも評判となり、毎日占わない日は無いという具合です。御得意さんからその事で急に呼び出しがあったりします。息子の結婚とか学校の選択など、色々ありますが、大体においてズバリ当たるので、常にその話となり仕事の方にも良い影響が出ています。

 例えば、二十四歳で十年運が変化するとして、その前後のどちらが自分に合った相手が来るか分かるので、指導することが出来ます。学校などは本人の性格を見抜き、どの分野に行くと良いか指導します。また命宮に色情絡みの凶星がある場合は性病に気をつけ、舌禍を招く凶星がある場合は他人との口喧嘩に注意し、私のように激しやすい凶星のある人は不作法が無いよう気をつける、といった具合です。

 次に略式神力交戦降頭術について述べます。私はこの間、竹川先生にケンカ仏を送ってもらい、朝晩欠かさず呪文を唱えています。唱え出すと、急に手の中で熱気を感じ、それが腕に流れて行き、腹に落ち、足に下りていくのが分かります。そして、全身に強い気が満ち、何事にも動じない胆力が沸いてきます。聞くところによると、タイのキックボクサー(ムエタイ)は、皆これを持っているそうです。しかし呪文の方は教えてもらってないそうです。

 何故、私がこれを始めたかと言うと、或る人の死期を占った事によります。私の友人の知り合いなのですが、友人がどうしても教えてくれと言うので、いやいや言ってしまったのです。もちろん紫微斗数で占いました。そしてその日に友人の師でもある有名な霊感と強力な術を使う行者に会う事になったのです。そして友人がその事を話すと、その行者の顔が急に変わり、またそれを見た友人は大粒の涙を流したのでした。行者の方は私の顔を睨みかなり怒っている様子でした。その晩、家に帰ると、何か家の周りを漂っているような気がしたので、やられたなと思い、霊感の強い私ですから気になりました。

 いつもは他人から態度がでかい、大口を叩く、足が臭い(これは冗談)と言われているのですが、この時ばかりは、金玉が縮み上がり腹の中へ入ってしまいそうになりました。そんなわけで、このケンカ仏を愛用するようになったわけであります。これをつけてからは、不安も無くなり、以前のように毎日を送っています。

 次は通霊符の事についてです。私が初めて通霊符を呑んだ時の事をお話します。まず、旧暦の一月十五日を選び、神前に向かい直拝し、請神呪を唱え、そして前もって六割方作られていた符の符胆のみを書いて、その後に勅符呪と天和訣呪を唱えて焼きます。符を焼くと勢いよく燃え、まさに気がしっかり入っているという感じがします。これを水で呑むわけですが、暫くして急に体が熱くなり、何かエネルギーが体の中に入ったのが分かりました。

 私の兄弟子も全く霊感がなかったのですが、符を呑んでからは、術の方もかなり成功していると聞き、改めて凄いものだと思いました。話は違いますが、最近妻がケンカ仏の鎖を見て、「そんなものより、もっと良いものをしなさい」どブルーの絹の紐で首掛けを作ってくれました。最初、妻はあまりこういう事に賛成していなかったのですが、なんとなく良い方向へ私の人生も進んでいるこの頃です。

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