入門体験記(会員E)
去年の一月に武術気功を習いました。最初の三ケ月は正直かなり辛かったです。こんなに熱くて、痛くて、息苦しい事をいったい誰がやるのだろうと思いました。門下の他のお弟子さんにも四人くらいお会いしましたが、みなさん楽しそうに修行について語っていたので、すごく尊敬してしまいました。私も半年くらい続けて楽しさがやっと分かるようになりました。なぜなら、お腹にカイロが入っているようなジーンと生暖かい感じが一日中続くようになり、体力もついて気功が楽にできるようになったからです。
これ以外にも楽しさの原因はいろいろあります。数点あげると、冬場でもあまり寒くない、怖い夢が少なくなる、少し太って痩せ過ぎが改善される、力持ちになれる、徹夜が平気になる、考え方が前向きになるなどです。
私がお会いしたお弟子さんは十年~二十年も気功をされているらしく、公園にいって腕を組んで力比べをやると、本当に腕が鉄みたいに硬くて、人間の腕ではない感じがしました。雷の気を吸収するとこうなるそうです。昔の中国の戦争で戦っていた英雄豪傑はみんなこんな腕をしていたのかと考えると中国の歴史の深さを感じました。
他の門派の気功もやっています。この気功は座って行なっても寝転んで行なってもよく、体を一切動かさず、意識だけで気を脳の中心に送るというもので相当に自由度が高く難しい感じがします。半年くらい毎日約一時間行ないましたが、偉そうなことを言う自信がない状態です。
ただ、武術気功と同じく体に異変はあります。頭の中に何か固まりがある感じや、頭のてっぺんがなくなったような感覚です。またひらめきが多くなった気がします。頭が良くなりますようにと思いながら現在も行なっているところです。
また、七月に紫微斗数による占いをしてもらいました。自分の未来を知らされるというのは恐かったのですが、やった方がいいと強くすすめられたので、やってもらいました。予告されていた通り、部屋の枕の位置や電話の位置、玄関の前にたくさん花が植わっていることまで言い当てられ、不気味で背中がゾクゾクとなり凍りつきました。
未来を教えられてうれしかったこともあれば、ショックなこともありました。もっともショックだった事は、人生全体を通じて人間関係が悪いということでした。どんな人間にもそれぞれ良いところもあれば、悪いところもあるとフォローしてもらったので、気分が少しは和らぎましたが、やはりショックでした。私の前世に問題があるとのことで、その後、少しは反省しました。確かに私には人と付き合うのが多少苦手と感じるクセがありました。
老郎神の入金などの人間関係専門の術を行ない、友達に飲み会に誘われれば行くようにし、まわりに対して気を配った態度をとっていると、人間関係が少しは良くなることに気付きました。もし占いをしなければ人間関係なんて悪くていいのだと、一匹狼なことに自画自賛していたでしょう。
紫微斗数などの占いで未来を告げられるのは恐ろしいことですが、良いところもあります。それは自分の悪い部分を知りそれを改善しようと努力できるチャンスを与えてくれるところです。
これから気功を始めようと思っている方がいらっしゃるなら、軽い気持ちで思い切って始められてはいかがでしょうか。また、紫微斗数などで自分を知ってみるのもいいかもしれません。