渾元球、九九神功の修業レポート(会員O)

年月日

渾元球、九九神功の修業レポート O君

 渾元球は始めて一年二か月位になります。十キログラムが軽く感じられ、回数も多く行なえるようになってから、二十キログラムの重さで修練を始めました。
 七か月経過し八十回まで各動作を行なえるようにしましたが、十キロの時と違い十回の回数を増やすのに苦労しました。二十キログラムになると外の筋肉も強くはなりますが、体の内部の膜に強く作用し、呼吸筋が楽に強くなったように感じられ、空気の吸収量が多くなったようです。下腹も強くなってきましたが、それ以外にも体全体の中に風船が入っているように感じます。

 内功の鍛練とはこういうものかと気づかされ、武術の気功とは呼吸や動作を使って同じ状態を目指すのだと言う事が分かりました。
 しばらくは八十回で修練を続け、段々軽く感じられるように根気よく続けてゆきたいと思います。次は三十キロの重さであり、両手にはさみ持ち体につけず、このままで動作を行なうのであります。

 次に九九神功でありますが、先生の所に入門してすぐに伝授していただき、約三十年程修練を続けています。現在、無理のない重さで七十五キログラムで行なっております。この九九神功は洗髄功の一流派であり、気を強化し、骨髄の中に気を通すなどの効果をうたっておりますが、修業者にとっては様々な修業を完成させる為の基礎でもあると感じております。

 入門して武当派の気功と合わせて伝授していただきましたが、竹川門派の二大基礎行であるので、初学の内に徹底して行なうべきものであります。陰陽二斬も正確な動作を先生に指導していただき、効果を気にすることも必要ですが、あまりその事にとらわれすぎず、継続してゆく事が大切だと思います。また、それが各々の目指す修業の成功にもつながると思われます。

 それでは九九神功について修業手順を説明いたします。まず七種の気功を行ないます。

一、文禅通経、陽維脈・陰維脈通気。
二、武禅通経、陽嬌脈・陰嬌脈通気。
三、左右交腎法・左腎造精右腎造血。
四、外関歩強陽必練功(強化下丹田必練)。
五、内関歩強陽必練功(鎖陽通気必練)。
六、呂祖固精法。
七、両極鎖元法。

 次に重りを吊す前に陰部のマッサージ七種類を行ないます、マッサージが終わったらヒモを睾丸のツケ根にしめて吊り上げます。初学は後天の気を練り上げるので、吊り上げたオモリを前後に振るようにします。
 昔の記録を見るに十キロ、二十キロ、四十キロ、六十キロ~~回振ると書いてあります。
そして六十キログラムを超えると先天の気を練るので、振らないで吊り上げて静止して、その間意識で小周天を行ないます。

 オモリの吊り上げが終ったら、再び七種のマッサージを行ないます。吊り上げが終ったら次の動作を三回行なう。次に鉄棒を使って全身をたたいてゆきます。まず下腹を鉄棒で弓歩の姿勢で百八回たたいてゆきます。
 次に腕を次のようにたたいてゆきます。次に背中を行ないます。これも一〇八回打ちます。次は脚部です。次に左脇、右脇。次に胸を上から下になでるように磨さつします。最後に頭部を叩いて終わりであります。

 最後に十五分間静座を行ない終了します。静座すると衝脈(体の中心の経絡)に気が通るように感じられ、そうかいです。

以上、ザーッとではありますが、体験と手順を報告させていただきました。これからも御指導よろしくお願いします。

竹川註

 ネット上で「○には簡単になれる」と言う記事が出ているが、それを載せたのは元、私の弟子であり、彼がきたのは一九九五年の関西大震災の阪神・淡路大震災の頃であった。
 今から約二十六年前であろうか?親から家を追い出され関東から関西にと来た。私の所では最初に武術気功を習った。鉄布衫鉄砂掌鉄指功・内家拳法それに縦鶴拳クンダリーニ太極拳はやらなかった。彼は運動音痴であり、いつもその武術気功の型が間違っていた。

 彼はもとから霊が見える人物であり、来るのは不浄化霊ばかりでそれで苦しめられていた。彼は紫微で見ると午宮には巨門があり、これはしゃべると言う意味であり、これに大凶星の化忌がついていた。午宮は頭であり、ここに化忌がつくと霊にとり憑かれるのであり、又巨門化忌は平気でウソをつくのであり、少し緊張すればすぐドモルなどの癖がある。

 ある日彼は知り合いの友人にそそのかされて六甲壇を焼きそして入魂してある招財真珠をトイレに流したと言っていた。焼いた時頭が痛くなったと言っていた。その後又六甲壇を手に入れたいと泣きついてきた。
 洗髄功も私がそれに教えた物を彼についてならったがどうしてもおかしいと思い、私に教えてくださいと頼み込んで来た。やはり数多くそれらは間違っていた。

 この友人と申すのも問題のある人物であった。このドモリ君は吊すのに二十キロくらいで、いつもアソコをケガしていた。外関歩強陽功・内関歩強陽功は彼はただその動作だけを行ない、気を無視しておこなっており、そして体が強くなったと自慢していたが、それはただの筋肉運動となるのでダメだとは申していた。

 彼はそのうちに親が退職をして会社を開くので手伝いに来いと言われ、東京に帰っていった。その後彼はネットで洗髄功・武術気功を教える、三十万円だとだしていた。
 その後二十万円だ、十万円だ、数万円だと値段をグーンと下げてきた。彼は私にこんなに早く知られるとは思っていなかったのだ。そこでこんな奴はもう駄目だと思い破門とした。

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