風水及び五鬼運財秘術(会員F)

 五鬼運財秘術というのは毎日祀るだけでもその効果があります。そして財運が悪くなった時には霊符を書いて、金紙・銀紙と共に焼くと奇跡が起きるというものです。つまり財運が良くなるのです。この霊符を焼く時に紫微斗数奇門遁甲を併せて使用するとまた更なる効果が期待できます。それに加え別法の五鬼招財法で以て霊符を書いて家の前で焼くと相乗効果がでます。私などは毎日のように心を込めて焼いております。そのためかこれをやり出してから仕事の注文が急に多くなり非常に驚いています。

 竹川先生が申すには、Fさんはあまりに熱心なのでFさん自身が運財鬼(五鬼運財で使う財を運んでくる鬼。鬼とは霊の事)になったようだとか。またFさんは五鬼の香炉に出神して入り、五鬼をこづき回し無理に働かせているのではないかとか心配しているようであります。私はそのような事はしておりませんがそのくらい良く効きます。

 さて風水の話になります。知る人ぞ知る竹川先生の絶技として知られるこの風水でありますが、これからますます日本でも利用する方が多くなると思います。この風水は簡単に申せば、羅経盤(三元盤)という一種独得の方位磁石のついた道具でもって観て、夏・殷・周の三つの易、つまり連山(先天)易・帰蔵易・周易の三つの易を合わせ観るものであります。連山(先天)易・帰蔵易においては現在では伝わってないというのが、学者などの説であるわけですが本場に於いてはちゃんと一子相伝の形で伝わっているわけであります。これを行うには当然に紫微斗数に精通していなくてはなりません。

 この十二月に静岡へ二回目の施法に行きました。竹川先生とAさん、力仕事があるので私の兄弟子と私の四人で昼に出発しました。 目的地に着くと竹川先生は黄色の道服を身に纏い玄関の方位を決めておりました。しかしなかなか決まらず暫くして、「どうも床のコンクリートに鉄が埋まっているようで磁石が狂っている」と申されました。こんな事もあり大変でした。なんとか時間ギリギリにドアをつける事ができてホッとしました。それから家の中央に埋物をして二回目を終わりとしました。来年に私は奇門遁甲を学び始めるつもりです。

解説(竹川)

 十一月に静岡で第二回目の陽宅で玄関を作る時に奇門遁甲秘伝の剋応では、「僧道来たりて、かねのつづみを打ちあたりにひびき、雷鳥がむらがり集まり、赤いスカートの女性が酒を持って来る」と出ていた。その日のその時間になると家の中央にうづめ物をする時に私は清めるのに火打ち石を使ったが、同行したA氏・C氏・F氏は自分らで背中に向かって火打ち石を音を立てながら切っていた。玄関を取り付ける時にコウモリが何匹も飛んできてその上を通り過ぎて行った。これはこれだけであとは全然何も飛んで来なかった。その家の奥さんは赤いスカートははいていなかったが、赤い靴をはいており、終わってから皆んなにビールをごちそうしていた。

 世間では奇門遁甲の真伝は符使式遁甲とは違い、三元式奇門遁甲が本物であるとの俗説が通っているが、それはある一人の奇門遁甲の研究家であり本を何冊も出している人で、また奇門遁甲の真伝・奥義を授かっていない人が自分で編み出したもので、それよりネコもしゃくしも三元奇門が本物だというようになったものである。