鍾乳石・渾元球体験記(会員O)
鍾乳石の服用体験記
鍾乳石の百日服用が完了しましたので、ご報告させていただきます。(この鍾乳石の修治の仕方は秘伝故に省略致します)
大さじ一杯を少し温めて水と一緒に百日間服用しました。丹田の熱の火力が増してきて、体力や持久力もついてきました。武術鍛練でも若い時よりも長い時間、腰を落として長時間、歩く事が出来ます。
以前は腰が痛くて大変でしたが、腰も柔らかくなり、二時間の鍛練が可能になりました。(これは以前に彼に教えた自然門の内圏手の法であり、腰をウーンと落とし、足が水平のままの姿勢で歩く修練であり、二時間の修練をする)腹の肉も前だけでなく、横や後にもついてきて気功鍛練の成果も効果が大きくなっています。
注意しなくてはいけないのが修練中の百日間の完全禁欲です。一年ほど人元金丹と丹功拳で丹田を作ってから行なうと気が下に降りずに、禁欲も無理しなくても実行可能でした。九九神功で陰部に気を集中するときのみ、下にも降ろしてきますが、重りを吊り下げると気が衝脈を上に突き上げてゆきます。また、小周天も熱が強いので体の前後の感覚が以前よりも強くなっています。
修業や仕事で体を酷使した後もグッタリ疲れることがなく、丹田が熟くなって疲労が回復してゆくのが感じられます。この鍛練は武術修業の基礎になるものと思われます。
若い時より鍛練の為の体力が、もっと欲しいと思ってましたが、その望みがかなえられ、これからまた一から武術修業に励みたいと思います。
ありがとうございました。
渾元球修業体験記
丹功拳を約一年間、練功する事が出来たので、外功鍛練を行ないたいと思い、先生から渾元球の伝授を受けました。内容は主にベアリングの玉を入れた重量のあるボールを操作して、筋肉及び丹田を鍛えるものです。
初学は十キロのボールを使います。最初の二か月は各動作、二十回ずつ行ないました。普通の筋力トレーニングと違って体が固まらず、むしろ柔らかさが出てきて、体力もついてきて、腕か手先にかけて重い感覚がわいてきました。
八月に入って先生に連絡したところ、八十回できなければならないとの事で、翌日から挑戦してみました。休みながら何とか八十回行なう事が出来ましたが、体に対する負荷が強くて次回から行なうのは大変だなと思いました。特に背筋や背骨に重量がかかり、武術としては理想的鍛練であります。
二日目の鍛練を終えた後に背骨が伸びて、柔軟になってきたように感じました。
そして二週間目になると動作もスムーズになってきて、先週より少し楽だなと感じました。続けていくにつれて最初あれだけきつく感じたものが、それこそ今日も良い汗をかこうという感じで割と楽しみとして修練することができます。今日の鍛錬も約四週間くらいですが、重さも苦にならないで行なうことができ、体調もすごく良好です。夏の暑さもありますが汗の量が多いので、筋肉トレーニングの要素もありますが、丹田を中心とした気功鍛練ではないかと感じます。
まだ鍛練を始めて日が浅いのですが、特に背筋が盛り上がってきて体も変化しています。武術修業に必要な体力をつけることができ、型の修練も少しは上達したのではないかと思います。
剣仙から始まって丹功拳、渾元球と貴重な修業を伝授していただき、本当にありがとうございます。
おかげで努力すれば何とか少しは武術家として使い物になれるかも知れないと希望が湧き、毎日の修業も行ないがいがあります。
これからも御指導、よろしくお願いします。
ありがとうございました。
竹川注釈
渾元球の修練には第一に天地功の馬歩功を行なうのであり、最初は五分より三十分行なう。第二に独裏椿であり、天地功の形より、片足立ちで行なう。三、聚能椿であり、これは腕たてであり、最初は三十秒より開始し、一分より二分、三分と増やし、十分(じゅうぶん)出来れぱその功夫は高い。
揉手であり、球を両手で以て動作を行なうのであり、これには三向六式があり、合計十三の型があり、例えば一つの動作を八十回おこなったとして、合計一〇四〇回行なうのである。それに挿花上円・挿花下円・挿花右立円、挿花左立円の動作がある。
十キロが出来れば普通の人よりも強くなり、腕の力が異常に強く成る物であり、若い時よりも今の方が腕の力が強い。二十キロ以上ならば鍛えている者よりも強くなる。
単純なる筋肉運動などで体を鍛えても根本的には強くならない事を知るべしである。
約一年経ってから二十キロ、三年経ってから三十キロ、四年経って四十キロのを使い、四十キロならば高手(達人)であり、 一般的な推手の試合では優勝出来るのであり、中国の推手ではすべてスワイソウの連中が優勝しているのであり、彼等は筋肉運動・重量挙げをして鍛えており、太極拳の連中はすべて破れている。