竹川先生に学んで(会員A)

 私が竹川先生に学びだして早、八年位たちました。その間、気功、内功方面では、クンダリーニ仙道武当派気功少林派気功洗髄功内功術、また、法術方面では、茅山派タイの降頭術、占術では紫微斗数奇門命理を学びました。そして、宮地水位派神仙道を知ったのも竹川先生の所に来てからであり、当然紹介をしてもらい入門致しました。また、仙道の陽神結成法はもともとは、出雲系統の仙(大国主系統)の伝であったことを知りました。

 もともと私は、高藤氏の本を読んだりして仙道に興味を持ち師を探していました。その頃、就職した所が広島の呉市であり、ここには仙道連の支部がありましたがそこには行かずじまいでした。そうこうしている内に「ムー」の体験レポートに竹川先生の気功のレポートが載り、それで連絡をとり丁度台湾や東南アジアに一ケ月位行かれる前で、帰って改めて手紙を出すとのことで、その後、帰られてから案内書が送られてきたので、まずクンダリーニ仙道を学びました。その数ヶ月後には、武当派気功洗髄功と学んでいきました。武当派気功を始めて数ヶ月後、腹や全身が仕事中に突然熱くなったりする等の現象がおきたりしました。

 洗髄功では、16~18kgあたりで皮膚が擦り切れてきてなかなか辛かったです。細い鉄線を束ねたもので、気脈にそって叩いていくと腹が熱くなり、また体の気の流れがよくなって手等にジーンとした感覚がおこったりしました。また或る時、体より気が出ているのを発見しそこから意を使って気を吸い採ったり出来るようになっていきました。

 クンダリーニ仙道を始めて6ケ月位すると少し暗めの喫茶店内に入るとオーラというか霊気といったものがたちこめているのを感得し意でその流れを変えてみたりしてみました。武当派気功、洗髄功を学んで3ケ月位して少林気功を学び外家拳と内家拳の力(勁)の出し方の違いを体で知りました。少林気功は若者の体づくりに適していると思いました。少林気功は現在忘れない程度に時々修する位ですので完全には体得できていません。

 少杯気功を学ぶ前か後に内功術を学びました。この中の内功固金術は、気を吸って息を止めで気を睾丸に導きそこで一分以上我慢出来るだけ止めておくというもので睾丸に気を入れると熱い感じやジーンとした感覚があり同時に頭にもジーンとした感覚が出てきます。頭と下はつながっているという証拠であります。

 この固金術の次の修練に連環練功秘訣でありまして、これは簡単に申すと固金術を連続5回程繰り返すもので、何回か挑戦してみましたが出来なくて本当に出来るのかと思ってしばらく修練しませんでした。或るとき、思い出して挑戦してみると一回で出来ました。もちろん固金術を修練してない間、武当派気功や洗髄功等は修練していました。これらを修する内に自然と体が出来上がっていたようで、さすがに中国の本物は凄いと改めて納得した次第です。また、体力も強くなっており、壁に沿って逆立ちして腕立てをするのが前は出来ませんでしたが、いくらか出来るようになっていました。

 武当派気功等、動功を伴う練法は100%正しい型で修練いたしませんと思ったように功が出ずなかなか大変です。つい最近、竹川先生の所に行って見てもらうと全部、型が変わっており、修正した後はやはり感じが違いました。今後もちょくちょくお邪魔して修正していただく必要性を痛感しました。

 私が先生の所へ通い出して一年位した頃、先生は一年位、台湾や香港、東南アジアに行かれており、その間にクンダリーニ仙道の第二段階茅山迷魂術の伝を受けました。クンダリーニ仙道の第二段階は六神統一の行で、守竅をあまりやっていなかったので少し苦労したがなんとかマスターできました。茅山迷魂術は少し実験した程度で体験を書く程のことではないので記せません。

 話は変わりますが、或る時期、昼間は気が頭の方に昇りっぱなしで、夜には平常に戻るということが起きました。これは、静座中や日常生活で意識を使い過ぎたためでありましたが、しばらく行(静座)を止めたことがありました。練法は正しいやり方で行うこと、また良師の重要性も痛感致しました。

 先生が台湾から帰ってこられ、まず飛星派紫微斗数を学びました。始めて学んだとき、先生が私の盤を作り「昨年、目が悪くなりそれは、始めは左目で次に右目に移った。」と言われましたが、まったくその通りで、その年私は急性結膜炎になり症状は左目に始めに発病し後に右目にも移った訳であります。ここまで分るものかと驚くと共にこの占術を学べる事を喜びました。

 それから、少しずつ学んでいき、また人や自分の盤を見て研究していきました。占いはいかに自分が活用出来るかが大事だということが分りました。斗数を学んだお陰で仕事のときなど腹が立つことあってもあらかじめそういったことがあると分っているため、腹は立つには立つが「まあいいか」とすぐに思うようになり、あらかじめ心構えができているためであります。

 また斗数は生年月日時間が必要なため、後に生年月日だけで判断できる奇門命理を学びました。奇門命理はズバッと的確に判断出来て、生年月日時間が分る人の場合は、斗数と組み合わせて判断することにより詳しく的確に判断出来るようになりました。奇門と斗数は一体で互いの術理が使えるために奇門命理だけでも斗数の術理を加えて判断を下していきました。

 現在、飛星斗数のより深い変化を示す河洛斗数を学んでいます。これにより更なる活用が出来てきております。私が占術を学ぶ理由は、玄道を修するものは或る程度自己の命数を読めなくては、と思ったからであり、学ぶにつれてより必然性を感じております。

 紫微斗数を学んだ後、茅山神功拳(神打)を学び修練しました。この修練で伝書通りにやらずに、ひざまずくということを間違って解釈してしまい、やり直しました。(何回か)やり直して始めの日、ひざまずいて呪文を七回唱えていると少し左右にユラユラと体が動き少しその動きが続き、今日、ちゃんとした動きてるのだろうか?と想いがした時、突然、一躍して起き上がり型を演じだしました。

 それから、何日かして動きがでなくなり(霊動はあった)、また何日かして動きが出てきて四十九日にして基礎が出来上がり、それから修練するにつれて益々発展していきました。初めは掌打だけだったのがパンチや蹴り等が出てきました。神打は疑いの心(念)をもつと動きが止まってしまうので、ただ言じて修練するのみと思いました。

 始めのうち、「自分が動かしているのでは」と思い動きが止まったりしました。神打が完成して三日位して竹川先生の所へお邪魔して組手を三回行いました。始めは二分位もちましたが、後の二回は一分以内で負かされました。その後、推手を二~三回行いました。組手の時、相手が打ち出す前に既に防御の動きが出てきていたりしました。また、実戦の動きというものが少し分りました。やはり組手はする必要があるとしみじみ感じた次第です。

 神打は部屋の中で修練する場合と外(あるいは広い部屋)で修練する場合とでは動きが違い、私は部屋の中で修練することが多いので動きがシンプルになり、またクルクルと回転したりといった動きが出ています。受ける手も纏絲を用いて受けたりしています。

 神打を得た後、降頭養鬼法(鬼仔法)の修練に入りました。これは日々食事を与えたり、朝晩あるいは子・午時に唱える呪文があったりするので、朝晩あるいは午時には修練できるが、子時は寝過ごしたりして出来ないときもありました。子供はあるときは、寝過ごしそうな時に起こしてくれたり、また別の時に寝入りばな何故か胸が重い感じがしてしょうがないので日常の意識レベルに戻り(寝入りばなから日常の意識レベルに戻ることは、ある程度自由自在にできる)、それを何回か繰り返していると何故か一時的に霊眼が開き、子供(男の子)が胸に乗っていました。女の子の方はどこにいるかと尋ねると「知らない」と言い、ふっと足元を見てみると女の子がいました。どちらも六才位で男の子はやんちゃ坊主といった感じでありました。「重たいのでどいてくれないか」と言うとどいてくれましたが。

 子時は霊気がさすがに濃く鬼仔を祭っている所や神様を祭っている所、あるいは外などは、もやがかかったようです。また、陰気を吸収させに外へ行き、部屋に入る時に前をもやもやとしたものが、動いていたりするのを見たりします。

 次に降頭術では、略式の神打をやりました。これは、朝晩呪文を唱えて修練するもので両手の掌の中にメダル(ケンカ仏・パッカワン)を入れて呪文を唱えると始めのうちは、霊動が小さかったですが次第に大きくなっていきました。試しにどんな動きがでるのか立って呪文を唱えてみました(実際には唱えなくても仏様を思うだけでよい)。始めは拳法と変わらない動きが出ていましたが、少ししてムエタイ系の動き出てきました。ローキックにしても独特の角度で打ち出し、肘打ち、膝蹴りや首をひっ掴まえて下に叩きつけ踏みつぶすといったケンカ技等も出てきました。さすがタイの国のものだと妙に納得したりしました。

 神打を学んでから、外を歩いていると何故か急に足が止まるので、よく下を見ると棒が突き出ていたり、また急に横から人が飛び出してきたときなど直感的判断力で体が動きその人との衝突を避けてしまうということがありました。また、時々直感が冴えてふっと人との待ち合わせ場所に行くのにいつもと違う道を歩いていくとその人がいたりしました。

 神打と共に推手を学び、竹川先生とこれを行うと、こちらの手が先生の手の甲にくっついたみたいになり引き摺り回され、またすぐに肩が重くなったりしました。肩の柔軟性、及びもっと修練して功をつけねばと思ったりしました。「拳法をやる者は、肩が柔軟でないといけない」とその時、先生に言われました。

 話はまた元に戻りますが、武当派気功、洗髄功をやり始めて体型がいくぶん変わってきました。腹は出てきて、腰幅が少し広くなりました。洗髄功を始めた頃は食がよく進み、食べる時は前の倍くらい食べるようになりました。同門の○○さんも食がよく進みだしたと始めた頃に言っていました。○○さんの体験には驚いてしまいましたが、やはり、全身の精気が生殖器に集まるため、またヨガでいうマニプラチャクラをも徹底的に鍛えるために消化器が活発化して食が進むのでしょう。

 武当派気功の陰陽二斬をやった後は、下丹田が充実して重心が下に落ちてきます。武当派気功を始めてかなりたった頃、打撃のコツが解りだし、少しスピードをつけて打つと威力が増してくるようになり、洗髄功を併修することにより威力も増してきました。掌から出る気も強くなり、他人に気を送ったり他人の気を吸い取ることを実験的に行ってみました。

 ある日のこと、外から帰ってきて家で少し寝て、起きばな(車の音で目が覚めた)実際は俯せで寝ていたのですが霊体は仰向けになっており(自分では完全に目が覚めていると思い立とうとしていた)仰向けになって両手を延ばし両掌を向かい合わせて気を感じようとしましたら(こうすると気が感じやすい)両手を延ばしたとき、私の霊体が天井を突き抜けて屋根の上に上がりました。その時、自由に動けず体も重く部屋に戻るのに少し苦労しました。いわば浮遊霊の状態だったわけであります。

 よく怪談話等に出てくる幽霊の気持ちがよく解りました。確かに車等に乗せていってもらいたくなります。これはその時、直感的に解ったのですが、魂徳の動作未だ自在になっておらず、我霊体は未だ魄気が多く魂気(体)清明に成っておらないためであります(要するに修行不足)。これは、茅山の出神法を本格的に修し始めて一週間位のことでした。その後、何回か寝入りばなに出神致しました。未だ自由にできませんけど。私の場合、出神法の練習中には出来たことなく、今ここに記した様な時にこういった現象が起きています。

 次に鐵沙掌の体験を少し記します。鐵沙掌は余りやっていませんが、初めに行ったとき私の両手の指にはイボというかタコといったらいいのかよくわからないのですがとにかくそういうものができていましたが、練功をすると一ケ月もしないうちにそれ等は小さくなり消えていきました。もちろん未だ再発していません。現在は、修練していませんけど多く鍛えた方の右手は充実さが少し残っております。

 最後に宮地水位派神仙道の体験を記します。私が水位派神仙道に入門したのは、紫微斗数を学びだした年であります。初めのうち、祝詞など唱えたことがないので、その独特の言い回しに少し戸惑いましたが直ぐに慣れました。解らない所は竹川先生から教わりました。九字の打ち方も間違っていたので修正してもらいました。刀印を結び軽く人の胸に向けて打つと数分後、その人が胸を押さえて少し気持ち悪くなったり、少し胸がつまった様な感じになったとのことで、それ以来、人に向けて打つのはやめました。

 水位派の相伝録第一巻に天真地真・自感霊辞の第一章の奇化三光章があり、これを唱え続けていると調子の良い時など腹がグッと熱くなり気が充実してきたりします。また、日常生活でフッとした時に目の前に白い光が出ていたりするという現象があります。他に太一真君や九つ柱の神に祈念している時など、祈念している方位の上方から気が降りそそぎ私をつつむ、といったことがあります。産土の神社や他の神社、神境(手箱山等)等ほ、それぞれ気(神気)の違いがあり、各所ごとに独特なものがあります。山雅房からでている鴻濛字典に載っている字を何度も何度も練習するうちに書く符により力が出てきました。

 あるとき、一度先生の所へ武当派気功を学びにいったことのある△△氏が来たとき昼に焼ソバを食べてから胃がムカムカするといっていました。孫大祖師の符を飲ますと、飲んだ瞬間に胃のムカムカが治まったということがありました。

相伝録二巻を得てその中の禹歩法を行うと調子の良いときは、気が充実するのを感じ、水位派の禹歩は一つですが、中国にはたくさんの歩法があると先生から聞きました。
 水位派に入る前はよく悪夢を見ていましたが、入門してからは見なくなりました。水位派は神様と緑ができその守護を受けることが出来る故にとても助かります。

 どんなことをやるにしても本物をやること。良師につくこと。伝えられた行法を信じ日々修練する。師を信じ自分の可能性を信じ宗教をやるにいたっては、更に神を信じていないといけないと改めて認識させられました。水位先生の著書にも、「この道を成熟させようと思ったら信と修が必要である」というようなことが書いてありました。

 以上で私の体験記を終わります。竹川先生、同門の皆様の道の学びがより進みますことを祈念致します。また、竹川先生には、これからもよろしくご指導をお願い致します。

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