辟魔奇符授記
年月日
辟魔奇符は武内宿禰公御手植に係る樹齢一千八百余年を閲せし古楠の神木を神実とし古仙法の秘事に則りて謹修せる特殊の神符にして御謹修中に於て既に赫々たる幾多の御神異を示視せられ謹修当事者を恐懼せしめらること屡々なりしと洩れ承る。
此神符は神集岳退妖館に霊的関連を有し一切の魔障及び邪害の気気避くる霊威を有つものにして修法其他特に必要を感ずる場合之を身に佩帯せらるべく、普通は神棚又は清浄なる場所に奉安し置かるべし。
武内宿禰公は現に神集岳方義山大永宮北方に位する紫房宮に坐し、其御神階は大霊寿真にして仙名を神氣大君とも青積平流君とし称へ奉り、右刑司中津大兄官として菅公と相配びて神集岳神界の刑法所をも掌り給ふ仙職にあり、屡々水位先生を伴ひ給ひて神集岳万霊神岳を始め幽真界諸玄府に来往せさせ給ひし我が神仙道と深厚の霊縁ある神真に坐すなり。
道縁ありて今この神符を授けらるるもの深く其の勝縁を思へよかし。
昭和二十六年夏
神仙道本部
※現在は伝授しておりません。