売法の徒

年月日

 また例の売法の徒の大〇〇〇(これは彼の本名ではない)が、「神仙○○○」とか言って水位先生が遺された秘書中の秘書であり、神僊得道の究極ともいうべき玄胎結成に至る行法が書かれていると、買わせよう、買わせようとする魂胆丸見えの秘伝書を出そうとしている。

 彼は我が神仙道とは何の関係もなく、ただの旧神仙道の通信教授の資料目当ての道士?であった。彼は水位先生の資料類には非常なる収集癖があり、これはあの有名?なる偽仙の紫龍仙一派と同じ系統であり、彼等は共に神仙道の口伝は受けておらず、だからどんな資料をもっていようともだめであり、幽界に入ればすぐに冥官よりただしく伝授を受けた物ではなく、没収すると言われるであろう。道縁とは誠に厳しい物である。