大法 解冤釋結退病消災秘法
一、設壇
病人の家或いは法師の壇にて机を置き、その上で「伝科演教諸大宗師之香位」の牌位を置く。
この牌位は赤紙に墨で書く。
牌の前には三本の線香を供え、香の両側には各一本のロウソクを置き、香・ロウソクの前には各お供え物をならべる。
竹卦(ポエ)、令牌、紙銭、解釈疏牒申、解釈蓮経も机の上に置く。
二、開壇
一、香・ロウソクに火をつけて紙銭を焼く。
二、左手は祖師訣で、右手の令牌で机を叩く事三回。
三、声高らかに念誦するのであり、師を請い聖を請う。
(一段を念じるごとに少しの紙銭を焼く)
三、請神
四、打下馬卦
五、打領納卦
六、打保卦
七、 紙銭を焼き、「解釈疏(かいしゃくそ)」を宣読し、宣読が終わってから再び紙銭を焼き「解釈疏」を焼く。
八、 紙銭を焼き、「解釈牒(かいしゃくちょう)」を宣読し、宣読が終わってから再び紙銭を焼き「解釈牒」を焼く。
九、「仏説大乗西祖解釈道経(ぶっせつだいじょうせいそかいしゃくどうけい)」を、最少念ずる事さん十六遍して回向する。
十、 西祖解釈道経を読み終わってから、「解釈申(かいしゃくしん)」を読み、その後に紙銭を焼き「解釈申」を焼く。
十一、 以上にて第一回目の作法は終わる。
以後は毎回、三本の線香やロウソクを供えて、西祖解釈道経を読み回向する。
師がバスに乗っている時にスマホのLINEが鳴り、見ると「子供の腎病が重傷で占って欲しいのだが、救えるかどうか見てほしい」との事であった。すぐにスマホの奇門の排盤を開いて簡単に返事した。
「此の病は注射しても薬を呑んでも無効であり、医者もお手上げの状態であり、病状は的確に重く、私が家に帰ってから又言うので待って下さい。」
その子供は今年八歳であり、二か月前に急性腎病となり、大きな病院にすべて行って治療を受け、現在は府の病院に入院して治療を受けているが、今に至るまで全然良くならない。
「それでは子供の為に法事をしてあげよう!費用はいくらかかりますか?どの位出来るのですか? 」
「一か月して下さい。」
「それでは明日第一回の法事をしましょう。」
第一回の法事が終わってからの二日目、病気の子供は又検査を受け、その結果が出てから病者の家族は歓喜にあふれ子供の症状は全部なくなった。
法事を行なう前の検査の結果は?腎病タンパク質三個、尿血紅であり、法事をおこなつた検査の結果は?腎病タンパク質すべてなくなり、尿の血もなくなっていた。
いまお金を振り込みましたので、そこで継続して西祖解釈連経を一か月間お読み下さいませ。
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