茅山教
年月日
私が習った茅山教は一、本身教、これは茅山小教。二、小五雷、五雷中の小教、駆邪、防身。三、大五雷、茅山大教、闘法、還撃。四、五行教、遁寄金木水火土。六、八陣、八卦、八方位の兵馬随身。小斬、寄打科、(刀、鎗、炮火)の以上があり、文科は法事を行ない、武科は寄打を行なう。
第一壇の過教、第二壇の過教、第三壇の過教を終えて、そしてこれらの法術を会得する物であり、更にはこれの最終段階である伝教と入る物であり、これも伝教の拝師をして多くの伝を習得した。
この茅山教には飛針の法術があり、それは鶏公碗を用意しこの中に水を入れ、そこのこれに法水花字三十六文字を書き込む。そして針の頭に花字二十三文字を書き入れ、お碗の中にこの針を入れて浮かばせる。これを香火のそばに置くのであり、一時間経ってからこの中に針が入っている水を相手に向かってぶちまける。
もしも針が水に浮かばなければその針は飛ばなくなる。もしも針が水に浮かんでいるならばその針は飛んで相手に刺さるのである。
私が前に習った六甲壇は三山九候先生系統の茅山術であり、この茅山教は別系統の伝である。茅山術と言うのは実に多くの種類、門派があり、例えば少林拳・内家拳と言ってもその種類はとても多い物だ。
茅山教の鶏公碗
茅山六甲壇の歴代伝承されている
六甲印及び六甲六丁の印