玄功八式

2023年02月11日

 これは第一式より第八式まである動功の道家の功法であり、主に下半身を鍛える物であり、その作用は大きく、人間だれもしも四十歳以上よりどうしても下半身の部分が弱くなる物である。

 第一式は下丹の腎(性泉系統を包括す)精気を培養する物であり、この精気は去病強身延年益壽の良薬であり、よく経絡を通じ全身の気の脈をつうじる。腎虚、消化不良、慢性胃腸病、性機能障害、不眠、肥満、関節炎などに顕著なる効果がある。

 第二式、本功を修練すれば脚力を増加し、膝関節の機能を改善し、別の方面では下丹、性腺を運動させるので、特別的に任脈にある会陰ツボを刺激し、丹、性腺や肛門を運動させるので、人体の性激素(性ホルモン)の分泌を増加し、有効的にその性効能をアップし、早漏や前立腺の疾患を防治し、肛門括約筋の改善をよくし、肛門のゆるくなるのを改善し、痔瘡脱肛を防ぐ。

 第三式、本功法は下肢や腰部の鍛練に重きを置く物であり、肝心なる点は左右の両腎臓にあり、両腎は人の元精元気の発生する場所であり、腎陰と腎陽の両種の生命の精微なる物質があり、両腎に運ばれる。よって両腎は陰陽が互いにあいまじわり融和せられ、それによって腎精腎気は充実し、臓腑の陰陽はととのい、筋骨は強くなり精力も旺盛になる。

 本功法は青少年の体を強健にし、発育を助け、男女の腎虚(陽虚、陰虚)の性交の障害や婦女の月経不調や中老年人の耳が遠くなったり目がかすむなど、骨がもろくなったり、腰がしびれ足が弱くなるなどや更年期の総合証などに対して、良好なる効果があり。