奇門遁甲(1)

 これには活盤奇門遁甲、飛盤奇門遁甲、小奇門がある。
 活盤奇門遁甲とは天盤、八門などがすべて時計廻りに動くものである。日本では占う事柄により立向盤・坐山盤の二種類の盤を使い分ける方法が流布しているが、本当の活盤奇門遁甲ではこのように盤を分けることはなく、一つの盤しか使用しないのである。

 飛盤奇門遁甲とは天盤、八門などが九宮の順序に動くものである。これは九星の順序に動くことでもあり、九星の動きもこれまた神秘なる動きをする。
 小奇門とは十五分毎の変化を見るものであり、作盤も先天の動き方をなし、局数も奇門歌訣にある冬至一七四とかの動きはしない。

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