五雷神力功

年月日

霊威「五雷神力功」

 これは雷法の修練であり、壇図を東方に置いてこれをお祭りするのであり、一日、十四日、甲子日、二十四節気或いは黄道吉日の日を選んで、深夜に線香三本をたいて竹川師父よりこの雷法を伝授されて修練する物であると一遍唱えてから、五雷神力符を水の中に焼き入れて呑み、そして正座をするのであり、師父より伝授された五雷神力の力を受けると思うのであり、そうすれば雷気が体に入り修練して必ず成功する物である。

 以上が神々との気線を通じる方法であり、これをしなければいい結果は得られない。
 これを修練するのは毎月の十五日より二十一日間の一週間だけであり、それにて成功するのであり、その時間は卯の時、即ち朝の五時より七時であり、時間的には約五分より十分で終わり、ただの一週間でそれにて雷の力が身につき、治病の力を獲得出来るのである。

壇図の下の机には、以下の物を置く。

1.香炉一つ、もしもなければ容器の中に白米を入れてこれを香炉として使用して良い。
2.七百二十円のお金、或いは七千二百円のお金。
3.タバコ二箱。
4.七十二粒のキャンデイ。
5.白酒七杯。
6.クダモノ三個。ミカン類を三角形に置く。
7.七枚或いは四十九枚の金紙。毎回符を呑んだ後に焼く物であり、神霊にご感謝を意味する物である。
8.朱墨。
9.霊符を書くための黄紙。
10.お椀。どの種類の水でも良いが、しかしお茶や飲料物や牛乳等はダメである。
11.雷印のハンコ。雷印は雷霆都司の権力の象徴である。

修練方法

 三本の線香に火をつけて香炉の中に入れ、東方に向かって合掌して三拝し、弟子なにがし・・・と黙念する事一遍、右手で筆をとりすって置いた朱墨の朱をつけて、筆先は黄紙の上方にかかげ置き、五雷呪を黙念する事三遍してから五雷符一枚を書き、そしてこの符をつまんで火をつけて水碗の中に入れて服用してから、その後に七枚の金紙を焼くのであり、壇図に対して三拝して歴代の祖師に感謝を申し上げて、以上にしてその日の修練は終わるのであり、このように連続修練する事七日にして終わり、そして試法であり、痛み苦しんでいる人に対して行なうのであり、このような場合には効果があったかどうかすぐにわかる物であり、一番速くて半秒、おそくても十四秒で疼痛がすべて消滅するのである。

 人に対して行なう場合には左手をのばし、右手の剣訣即ち刀印で左手に書くのであり、五雷の引導文を三遍黙念し、五雷呪を三遍念じ、そして五雷符を一遍書くのであり、最後に封をし閉ざす円を書くのであり、円を書いて封し閉ざせば、手のひらの力は一体となり、発光発熱しこの符は霊験あらたかとなり、左手をのばして病人の病の個所・部分を軽くなでさすれば、疼痛はすぐになくなり、緒々の病は治る物である。

 この応用方法としては遠隔治療も出来るのであり、両呪語を黙念する事三遍、念じ終わって符を手に書き、その後に病人の方向に向かって打ち出せば良く、これはまた壁を隔てていても良く、家を離れていても治療出来、また電話中にてもこの遠隔治療が出来、瞬間的にその効果があらわれる。
 以上が五雷神力功第一伝である。この第一伝は多くの人達が習い、わずか一週間にてその効果が会得体験されておられる。五雷神力功にはさらに第二伝・第三伝とがある。

 以上の一週間の修練を経て後に、その力を維持する上に於いて、またその力を更に高める為にも大乗雷法の修練が必要である。その時間は朝、太陽がのぼった時、夜は太陽がおりる日没の時間が良く、朝は東方に向かい、夕方は西に、夜は北に向かい、その他の時間は南方に向かう。座ってから合掌黙念して観想をし五雷呪を黙念する事三遍、右手の剣訣で左の手のひらに五雷符を書き、右手の剣指は左手のひらに書いた符図に意識を集中して、反復して五雷呪を黙念する事三十分以上にして終わるのであり、以上更に五雷の法術の高い境地が会得出来るのである。

 この五雷神力功は以前に峨嵋派の法術を習った時、先に陽五雷の法術を習い、次には陰五雷の法術を会得するのであるが、この陰五雷がこの五雷神力功と非常に良く似ている物である。

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