三山教
この三山教にはまず始めに水法の修練を行なうのであり、これには第一段階及び第二段階があり、それぞれ半年ごと、合計一年間行なうのであり、次には符法の修練であり、これには第三段階及び第四段階があり、これも半年ごと、合計一年間行なう。
三山とは呂山・茅山・毛山(齊天大聖教)の事であり、これの合わさった教であり、だから三山教と称する。符法の修練に入ってからハンコを押すのであるが、これには三種類のハンコがあり、かなり複雑で大きい物である。
この修練には最初に三山教の御神位を置くのであるが、一度お祭りしたならば自分の都合でそれをやめてはならず、一生続ける覚悟でなければならない。これはどの修練にもあてはまる事である。
これのお祭りの仕方・香炉の用法 (香炉の正面に二十八宿の花字を墨書し、そして剣訣でこれに約二百以上の花字を書き、そして呪文を念じるのであり、これは一回にて良し。座炉及び跪炉の違い・焼香の儀式の線香をさす方法、神位の上には三十六枚の渓銭(白紙銭)をそれぞれ四枚重ねにし、これを円形にして作り、三本の線香をこの上にさす。この線香には剣訣で花字を書くのであり、そして神位の上に置く。これは古法のやり方である。
入教門誓言―線香九本を焼き、三山祖師の壇前にて三拝九叩し、壇の前にて端座して誓言を読む事三遍、そして符を焼いて灰にし水にて服用し呑みこめば、即ち三山教の門に入った事を表わすのであります。
祖師を拝む時には「三山弟子○○○○(名前)謹拝祖師在」と唱え、線香を炉内にさし、一歩退き、右手は剣訣、左手は雷印で、左足で地面を踏む事一回、この時剣訣・雷印を結ぶ時には必ず胸から出るのであり、これを収める時にも胸に戻す。三山教請祖師呪、この時も剣訣・雷印であり念ずる事三回してポエを打つ、もしも聖ポエがでなければ又請祖師呪を行なう。
第一課程の剣訣で水椀に向かって花字を書く事合計七回、これを法水呪語を念ずる事七回、念じ終われば足は地面を踏む。飲符水呪語―一遍念じてから息を一口吹きかけその後にこの符水を呑む。これを最低行なう事十日間。
次は第二課程の頂刀槍過身花字(符胆)であり、第一晩より第七晩にかけてそれぞれ花字が異なる。
第三課程は頂刀槍過身花字及び全身の花字であり、一晩は水碗に書いて呑み、第二晩は剣訣で左肩に書き、次に右肩に書き、花字は異なる。
第三晩は剣訣で先に左膝、次に右膝に書き、花字は異なる。
第四晩は左の顔に書き、次に右の顔に書き、花字は異なる。
第五晩は左右の手の脉門に書く。
第六晩は左右の腕に符及び花字を書くのであり、第七晩は左の腰及び水碗に符及び花字を書くのであり、これを呑む。
第八晩は右の腰及び水碗に符及び花字を書くのであり、これを呑む。
第九晩は心臓部に符及び水碗に花字を書き、これを呑む。
第十晩腹及び水碗に符及び花字を書き、これを呑む。
第四課程―第一晩は扶符張天師花字であり、水碗に書く。
第二晩は三山祖師花字、第三晩大花字、第四晩人看神花字、第五晩四面花字、第六晩六壬仙師花字、第七晩観音娘娘花字、第八晩八仙花字、第九晩八卦祖師花字、第十晩鉄石仙師花字。
第五課程―第一晩より第十二晩五皇の花字であり、天皇地皇人皇神皇仏皇であり、吐法過身入教、護身保命全身化為銅皮鉄骨身、有健身堅強体力、筋肉堅実、増加法力増強、悪人の害されるのを恐れず、刀槍利器を恐れず、邪神鬼怪を恐れず。
以上第一課程より第五課程を大体、半年の時間をかけてこれらを行なう物である。
超能霊感の花字と言う通天霊・開竅符の修法があり、これは水法の修練であり、水碗の水に向かいこの符を空書してこの水を服用するのであり、呪文はなくただこの開竅符を書いて呑むのであり、この修練の時間は関係なく出来るまでただひたすら何年かかろうとも行なうのである。
ある人は師匠が申すには人の銀行の口座番号を当てそしていくらあるかなどを言い当てたとの事であった。