太上老君教

年月日

霊験、神仙道

 私が行なっている神仙道とは狭い範囲の宮地水位派神仙道ではなく、大きい意味での神仙道であり、日本や中国とかはこだわってはいない。神仙にとって国境とかは無いのである。
 私が学んだのは普通の日本人ではとても習得、習えない物ばかりであり、私が神仙の位を得ていた謫仙であった関係上、多くの本物の仙道を学ぶ事が出来たのである。
 法にはそれを司どる神々がおられ、それらの神仙の御許可がないと人間的には授けてはもらえないものである。入門する時には必ず過教と申す儀式を師匠の神壇にて行なう。そしてポエで以てこの人が緑があるか、どういう人であるか等を占い、すべてわかってしまうのである。

 ある師の所で私の場合は一回目ですぐに聖ポエが出た。また別の師の所では聖ポエ・陽ポエ・陰ポエと出た。これは神・人間界・陰界とすべてを掌握し、通じる事を現わす。また別の師の所でポエで占い、聖ポエ、陽ポエと何回やってもこのポエが出て、やっと陰ポエが出た。そしてまたこのボエで占うとまた聖ポエ・陽ポエが出て、何回やってもこの調子であった。それで師匠が暫時退神の法を私に向かって行なうと、すぐに陰ポエが出た。師匠が申すには何年かぶりですごいポエの出方だと申されていた。過教の時にはすべて師匠がこのポエを行なうものであり、弟子は関与しないものである。
 過教とはその神々に自分を紹介してもらい、引き合わせ緑を持たせてもらい、神々との気線を通じる事であり、中国神仙道でもこの気線と言う物を非常に重要視するのである。ただその資料を手に入れて行なってもその霊験はなく、また色々な災難に会うと申す。本部を離れて自分勝手に行なっていてもその気線は段々と無くなっていくのである。

秘伝、兵馬の法術

 法術で兵馬とは法術の修練に於いて極めて隠された術であり、また法術に於いて核心となるものである。御主神の神がおられるとして、その部下たる随従神が必ずおられるわけであり、その眷属神の兵隊の軍を使うものであり、これらを兵馬と申す。この兵馬の運用には各特色があり、おおよそ四種類の兵馬を得る方法がある。

  1. 師匠に入門したおりに、師匠から兵馬をわけいただく方法である。この方式によって得た兵馬は良くてまたパワーも十分であり、容易に管理し使い易い。

  2. 自分で兵馬を修練するものである。この方式によって得た兵馬は良いが、しかしその人の功力の問題やそれらを管理し使うのは容易ではない。

  3. 外の廟等の兵馬を借りて使うものである。これにはまた無縁仏を祭ってある有応公廟等の兵馬を使う事もある。この方式によって得たる兵馬の代償もまた高いが、しかしこの兵馬を使って事を行なえば容易に成功出来る事がわかっているので、一切の代価を惜しまずこれらの兵馬を得ようとするものである。

  4. 相手が放った兵馬を捕らえて、自分の味方、家来とする法術である。

 以上四種類の兵馬を使う法術はすべて会得しているものであり、具体的に兵馬を使う為の太上老君敦の修練の方法を以下に紹介する。

太上老君教の概要

 これは太上老君(即ち伊邪那岐之神)を御祭神としてお祭りして行なうものであり、民間に於いて秘伝として伝承されてきたものである。その内容は広きに渡り、簡単にして行ない易く、昔ながらの伝統的秘術にして、実用性がとても強く、千年の秘術にして、専門的なる修練を必要とせず、すぐに霊験が現れるものである。

1.通霊術

 法術の運用は神に通じる事であり、この請神通霊呪が最も有効なる太上老君と通霊出来る方法であり、常に此の呪を念ずれば、ただ単に太上老君と通ずるのみならず、法力を高め、通霊の能力をも高められ、道術を使う上に於いてその作用はとても大きい。請神通霊呪を念じて、通霊符一枚を焼くものである。これにはまた太上老君訣の印を結ぶ方法があり、習熟するに連れて、此の印を組んで請神通霊呪を唱えるものである。此の太上老君教に於いては、すべての霊符には太上老君の印即ちハンコを押すものである。

2.招兵之術

 道術に於いてはすべて神将神兵を招いてその力を使うものであり、幽の世界の事は人間には見えなく、天眼が開いたらそれらが見えるが、幽の世界の事は人間にてはその因果原因がわからず、ただ神兵を動かしてこそ、幽の因果の関係が処理され、人間界の事もそれで調整されるものである。

(1) 招兵
 お供え物を用意し、三本の線香を手に持って、先に請神通霊呪を念じてそして通霊符一枚を焼き、次に招兵呪を念ずるのであり、「弟子上了招兵台」と念じた時に一歩ずつ歩くのであり、合計十二を歩き、そして招兵符を焼く。

(2) 煉兵
 まずは兵馬を供養するものであり、五種類以上のお供え物を用意し、別に酒及び五谷根(馬のエサで五穀の事)金紙、銀紙を用意する。
 呪文を念じてそれぞれの供え物を上げて金銀紙を焼き、そして煉兵符を焼く。

 次が煉兵であり、神壇の前で片手は黄旗を持ち、もう片手は令牌を持ちて煉兵呪を念じる。「令下一声」と唱えた時に令牌を叩き、その令下~のたびに令牌を叩く。  令下一声で兵馬を集合させヨロイ・カブト類を着させて兵器を取り馬に乗り、二声で兵馬を東方五里・西方五里・南方五里・北方五里と行かせ、三声で山越え川を渡り千里の遠くに行かせ、四声で東西、南北と自由に行かせ、五声で天界に昇り地獄に下らせ、六声で妖魔鬼精をくだし、七声で神霊も恐れる程、英勇威力にして兵馬は強く、八声で治病救人で威霊を現わし、九声で高山も恐れず、水の深い所でも恐れず行き、天界地獄も自由に行き、火の海水底も行き、神通広大で本領を現わし、精兵宝の馬・我と共に行けと唱えていくものである。

 以上これら招兵、煉兵を四十九日間行なう。以後は行なう必要はなく、ただ一日・十五日にお供え物をあげれば良し。
 兵は多くにあらず、精ずるにあり。煉兵によって神兵の素質や能力を上げられ、兵馬は霊(するどく)となって、道術を用いれば霊験あり。

(3) 放兵術
 これは四十九日の煉兵術が終わってからの、使う時に行なうものであり、この放兵術は多く使われ、多くは夜に作法されるが、昼でもまた行なえる。煉り成った兵馬をどの場所でも行かせる事が出来る。放兵呪を唱えて放兵符を焼けば、兵馬はすぐに我々が指定した場所に行き、我々のために出来ない事を行なうものである。

(4) 収兵術
 放ち出した兵馬を呼び戻すものであり、収兵呪を念じて収兵符を焼く。
 招兵・煉兵・放兵・収兵は法術の運用中に於いて非常に重要であり、法術の運用の効果のカギは兵馬の能力にあり。法力の大小は兵馬の大小にあり。招兵・煉兵・放兵・収兵は秘中の秘であり、ここで始めて公にするものであり、此の法を良く会得すれば、以後の諸々の法は皆霊験あらたかとなる。

3.書符煉将術

 符を書く事は法事中に於いて非常に重要であり、その応用範囲はとても広い。符の霊力の大小は直接的に法術の効果に影響するものであり、もしも自分の書符の霊力が多くない状況下では、この書符煉将の方法で以て符の力を高める事が出来る。
 符を書き終えてから、剣指で符を指さして書符煉将呪を唱えれば、符の力は強くなり、そしてその書いた符に太上老君のハンを押せば、その効果は更に良し。法印は権力の象徴であり、法印が押されてあるによって幽中の神はそれらを執行するものであり、それで十分な符の作用が発揮出来る。

<補足>
・この修練を行なう場合には一日に通霊符・招兵符・煉兵符の三枚が必要であり、十日で三十枚となり、四十九日で百四十七枚となり、符を書く場合には精進食が必要だが、しかし六甲壇とは違い修練中には普段の食事で良く、また修練は普通夜に行ない、その時間も十五分位で済むのが行ない易いものだ。

・五谷根はどこに売っているかと師に聞くと、米屋にあると申すので、あちこちの米屋を当たったがないと言われ、旅社の近くの米屋でもないと言われ、どこにあるかと申すと、ここだと指さすので、ふと看板を見ると何とかの雑糧部と書いてあるので、中に入って見ると、確かに赤い紙に黒字で五谷根と書いてあった。そこで二.五キロを買い、少ないと思ったのでまた二.五キロの合計五キロを買った事があった。

・五万兵馬・五營兵馬、梅山教の五猖兵馬を使うには普通五色の令旗を使うものであり、日本の神社等ではこの五色の旗をただなんとなく象徴的に装飾として置いているだけであり、じつはこれは兵馬の為であるとは伝わってはいなくて誰も判ってはいない。

・神を拝む時に神道では拍手(かしわで)を打つが、しかし中国神仙道でははるか昔より印を結ぶ時にこの拍手を打つのであり、何でも日本だけと申すのは間違った考えである。

太上老君1

太上老君の御神像1

太上老君2

太上老君の御神像2

太上老君3

太上老君の御神像3

太上老君4

太上老君の御神像4

太上老君5

太上老君の御神像5

会員の体験談

 H君がこの太上老君教の兵馬を使う四十九日間の修練をした。
 彼の会社の上司に「俺は元暴力団員で人を殺した事がある」と言いふらしていた男がいた。この上司は会社の上の者に対してはゴマすり屋であるが、下の者に対しては非常にキツイ男であり、彼に何かといちゃもんをつけてきた。彼は人から強く言われるとカーッと頭に来る星を頭に持っているので会社を辞めてしまった。
 彼は辞める前にこの上司に対して兵馬を使って放っていた。そして辞めて数日経ってこの上司は病院送りとなった。同僚からは「あと少し辛抱したら良かったのに」と言われたそうな。

 そこで新たな職探しとなるが、彼の年で今までと同じ収入が入る訳ではなく、彼は日々兵馬を使って職探しに行かせていた。自分は家にいて毎日ネット三昧であり、元の職場からは「バイトでもいいから来い」と言われたが、「あいつがいるからイヤだ」と断っていた。そして二ケ月位してから元の職場に復帰となった。みんなからは奇蹟だと言われまくったそうな。
 元の上司は退院したが、ゲッソリ痩せ細って人を殺すどころか自分の体を保つ事さえ難しくなっていた。職場では平社員に格下げとなり、毎日、花に水をやるのが仕事になったそうな。当然その男の収入はガクーンと減ってしまった。

 またH君は自分の子が上級生からいじめを受けたので、兵馬を使って放った。するとその担任の先生が相手側の担任に直ぐ連絡をし、いじめた相手の親が自宅に謝りに来た。普通、学校の先生はいじめがあったとしても自分の成績に響くのでなかなか認めようとはしないものである。