梅山教
梅山法術
<壇図>
梅山教でお祭りする神々。上壇、中壇、下壇とに別れる。
上図
霊宝天尊、元始天尊、太上老君の三清教主
中図
三山九侯、真武祖師、斗母元君、梅山天子、玉皇太帝、観音大士、九天玄女、薬王真人
下図
下洞梅山趙大王、中洞梅山李天子、上洞梅山胡大王、土府九壘甄皇上帝、統兵元帥張五郎、呉大将軍、本宅先祖
<招兵煉兵の法>
梅山法術の最初に行なう事は、招兵練兵法であり、五雷の令牌及び五色の旗を置いて行なうのであり、毎晩亥の時より子の時に修練し、四十九日間行なう。
1.請神
線香を上げてからまず祝香呪を念じて、そして五雷の令牌で香に向かって秘事を空書し、請神呪を念ずる事三遍、一遍念ずるごとに剣指で水碗に請神符・通霊符を焼くのであり、請神呪を念ずる前、壇に上がる前にまず通霊符一枚を焼き、そして龍車・鳳輦・甲馬・仙鶴符を焼き、お碗の中に通霊符・請神符を焼き入れる。
2.取水呪
取水呪を念じて北斗印の法を行ない五雷訣の法を行なう。
3.鮮穢呪
鮮穢呪を念じながら水碗の中に符字を書き入れ、この神水で天地五方位に向かってまいて清める。
4.変身化身記身
これは練兵の法であるー変身化身記身の呪を念じて一枚の通霊符を水碗の中に焼き入れ、日月二宮訣・通天教訣の印を水碗の上で結ぶ。この法水は三口呑む。
5.請兵招兵
請兵招兵呪を念じて収兵符二種類・放兵符二種類を焼く。
6.請五方兵
請五方呪を念じながら各その方位の旗に向かって兵符を焼く、そして統兵掌・統兵印・通天竅の三つの訣を結び、紙銭・甲馬を焼く。
7.観師
観師呪を念じて統兵掌・四元枷靠・統兵印を結び、兵符・紙銭を焼く。
8.乱兵
扎兵呪を念じて兵符・紙銭を焼き、聖ポエを出す。
9.伝兵、兵符四枚を焼く
伝兵呪を念じながら領受真香と来た時にホラを鳴らす事三回、聖ポエを出して、そして紙銭を焼きながら続けて念じて行く。
10.招兵呪
招兵呪を念じて陰ポエを出す。
11.内煉通霊法
これは五雷の令牌を使って静座をしながら修練するのであり、招兵・煉兵が終わってからすぐにこれを行なう。招兵・煉兵と同時に行なう物である。
まずは蔵身呪を念じて日月二宮印を結び、金光呪をそれぞれの指の紋に唱えながらつけていく。呪文が終わってから左手は太上通霊印を結び、右手は剣訣で以前に伝授した事のある掌心雷の感想法みたいに自分は子供より梅王天子ー梅山教での御本尊ーとなり、令牌が上にのぼり金光で照射し、令牌の王霊官の左手は印を結び、右手は金鞭を取り、五方の兵将を呼び集め、旗を振ってこさせ、命令を伝えるのであり、そして五方の兵士将を令牌に収め入れ、それにつれて梅王天子を丹田の中に戻すのである。四十九日後、お供え物を用意して大量の紙銭を焼くのてある。
以上11の内煉通霊法の令牌を使っての修練法は、自分自身の兵馬を修練する物であり、ただ自分自身の兵馬こそが、随意に使えて何にでも出来るのであり、自分自身の兵馬こそが最上品であり、内は元神を修め、外は諸法を修め、人神合一となり、兵馬を調え将を遣わし、距離を離れての治病等、智能を増し慧を開き、慧根の在る者は天眼をも開いて見えるようになり、修功中に於いて予知予感が発生したりし、ある人は耳報法も出来たりする。
<放兵法、収兵法>
この招兵煉兵の法が出来てから、次には放兵法及び収兵法とがあり、これらは皆梅山道術中の秘として、軽々しくには伝授しない物であり、三種類の罡歩を踏んで行なう。
梅山制殺除邪法
梅山摂魂大法
梅山道術薬王水
梅山陰陽鎮法
梅山道術懲悪揚善法
済世救人法
黒殺神呪
乩童降神法
雪山水法
大雪山水
六畜掃瘟安鎮法
梅山符籇集
送花盤法
梅山秘伝隔山法
家及び山にいる時に野獣や蛇などが入って来れなくする幻の術。
梅山奥伝封刀開刀法
水師法門であり、もともとは教えないと言っていた物であり、実に多くの数々の水法があり、水法とはお碗の中に水を入れ、符を書きながら呪文を唱えてそれを呑んで功力をつける法である。
梅山占卜法
指透機、陽宅包馬飛天訣、陽宅断天機等の以上がある。
※梅山法術のこれらは数年かかって会得した物であり、簡単ではなかった物である。