内家武学・丹功拳(3)渾元球

年月日

 これは石の球及び鉄の球を使って修練する物である。
馬歩になって両手にボールを持って修練するのであり、最初は約十キロのボールであり、練功一か月にして内気は充実し、一年にして標準的に三時間出来、二年にして二十キロを持って一時間出来、両手に三十キロか四十キロならば推手の大会に出て優勝し、鉄棍を持って各種の武術動作が出来る。
 イスに座って誰に押されても動かず、三から四年にして九十キロを一時間以上出来れば、激しい運動或いは休みなく激烈なる組み手を二十分やっても全然疲れず平気であり、関節は自然と開き、関節技をかけられとも全然何ともなくなり、此の功を練れば全身の関節は日々段々と柔順となり、全身は柔軟にして鞭の如く、人を打つにその重い事鉄の如く、三・五年にしてなぐられても平気であり、全身の関節は脱臼し、縛られたり・手錠をかけられてもそれを解き、金剛の体となる。驚人なる功夫であり、神力は大増し、内勁は強大である。

 数十年前に鷹書房という本屋で「仙道房中術入門」という本が出ていた。これの作者は台湾人であり、確か秦〇人と申したか?かのT氏もこの本を見てちゃっかり盗作して本を出した。
 しかしながらこの筆者は張〇〇というのが本名であり、透派と申して日本にデタラメな占いを教えた人物であり、本人はすでになくなったが、実は当時私とT氏とは彼の案内で張氏の住んで居たアパートに夜に会いに行った事があった。
 今でも東京でこの〇派系統の本は〇〇社という占い専門の本屋から本が出ていて、当たりもしない中国最高の占いというふれこみで、講習会を開いて教えている。
 その本にのっているのは「三峯派」と申す物であり、中国の内丹の正統の門派である南派及び東派よりすれば邪派であり、本物の人元金丹の法ではない。
 中国の歴代にかけて素人をダマスために数多くの道語・用語を使用しているのである。

 内家武学・丹功拳第一段階だけをやったたげでも、自分の道力が増す物であり、決して神仙道と無関係ではない。
 また腹より熱気が出てきて、足にもその熱気が行き、特に足の裏がグーンと熱くなったが、この丹功拳をおこなってからはその腹の熱気がさらに強く、足全部が熱くなってきたのであった。

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